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オルソケラトロジー

オルソケラトロジーとは

オルソケラトロジーとは

『オルソケラトロジー』とは、角膜前面形状を平坦化させるために、睡眠中につける特殊なコンタクトレンズのことです。
外した後も、角膜は矯正された形状を一定期間保つため、日中は裸眼で過ごすことができます。
日本では2009年に厚生労働省に承認され、近視や近視性乱視の人に使用されています。

治療の流れ

適正検査・同意説明
レンズ注文・装用練習・取り扱い説明
定期検査
1適正検査・同意説明

まず、適性検査と説明のための予約をとっていただきます。
まずは、治療が可能か、眼疾患がないかを検査と診察で確認し、オルソケラトロジー治療について詳しく説明します。
治療方法を理解し、納得していただけた場合はレンズを処方します。

適性検査代は税込5,500円

2レンズ注文・装用練習・取り扱いの説明

オリジナルのレンズを注文し、装用練習や取り扱いの説明を行います。(予約制)
レンズは届くまでに、注文した日から3日~1週間ほどかかります。(1週間の体験期間有り)

3定期検査

レンズの装用を開始したら、翌日、1週間後、2週間後、1ケ月後、3ケ月後と定期検診を受けていただきます。
なお、この検査費用は、レンズ代(片眼6万円、両眼12万円)に含まれています。

その後、目の状態が落ち着いている場合は、3ヶ月に一度のペースで定期検診(別途、税込3,300円)を受けていただきます。
検査当日はレンズを持参の上、裸眼でご来院ください。裸眼視力の検査や角膜形状の検査などを行い、医師が診察いたします。
治療の状態確認と、合併症の早期発見のために、定期検査は非常に重要です。必ず受けるようにしてください。
経過中に眼科疾患が生じた場合は、保険診療での治療となります。

なお、コンタクトレンズを装用していると正確な検査ができなくなるため、適応検査を受ける前の以下の期間は装用の中止をお願いしております。

  • ソフトコンタクトレンズ: 1日間
  • 乱視用ソフトコンタクトレンズ: 2日間
  • ハードコンタクトレンズ: 3日間

費用について

適性検査費用(保険適用)

5,500円(税込)

適応検査を行った日にお支払いください。検査後、適応の可否にかかわらずお支払いいただきます。

治療費用(保険適用外)

片眼 両眼
60,000 120,000

治療費用には、レンズ代金、スターターキット、治療開始3ケ月までの定期検査費用が含まれます。

レンズは1~2年程度で新しいものに交換が必要となりますので、その際レンズ代金が別途必要です。

(片眼:4万円、両眼:8万円)

オルソケラトロジー
1週間無料装用体験

当院では、オルソケラトロジー治療を始める上でこの治療がどのようなものか患者様に体験を通して理解していただくために、1週間トライアルレンズの貸し出しを行っております。(貸し出し時に1枚あたり3万円の預り金をいただきます。)

トライアルレンズは3週間以内にご返却いただきます。3万円の預かり金は返却時にご返金いたします。

トライアルレンズの破損・紛失があった場合は、レンズ代をご負担いただきます。

ご希望の場合やご不明な点は、スタッフまでお気軽にお声がけください。

オルソケラトロジーで
視力が改善する仕組み

つける前…近視の状態
つける前…近視の状態

近視だと、角膜を通して入った光が網膜の手前で焦点を結んでしまい、遠くがぼやけて見えます。

つけている間
つけている間

レインズの特赦な形状が、角膜が平らになるよう調整するため、網膜上で焦点が結ばれることでピントが合い、くっきり見えます。

はずした後
はずした後

レンズを外した後も、しばらくは角膜が平らな状態を維持するため、日中裸眼で過ごせる視力が得られます。

他の矯正方法との比較表
メリット デメリット
眼鏡
  • かけたり外したりが容易
  • 手入れが簡単
  • 壊れやすく、激しい運動時など装用できない時がある
  • レンズが曇ったり、視野が狭くなる
コンタクトレンズ
  • 強度の近視・乱視・遠視でも矯正できる
  • 容姿に影響を与えない
  • 付け外しに手間がかかる
  • 水泳時にゴーグルが必要
オルソケラトロジー
  • 日中裸眼で過ごすことができる
  • 使用中止後2週間で角膜が元の形状に戻る
  • 夜間に継続して装用する必要がある
  • 強度の近視、乱視・遠視は矯正できない
レーシック
  • 常に裸眼で過ごすことができる
  • 日々の手間や追加費用がかからない
  • 外科手術になり、角膜を元の形状に戻せない
  • 18歳以上のみ手術が可能

オルソケラトロジー
治療中に起こる合併症

コンタクトレンズに関連する角膜障害は、酸素欠乏による上皮障害や内皮障害、失明に至る可能性のある角膜感染症などがあります。たとえば、常在菌であるブドウ球菌による感染症や、環境菌である緑膿菌やアカントアメーバーによる感染症が挙げられます。特徴的な合併症として、以下があります。

1.ハロ・グレア現象
夜間に光の周囲にもやがかかったように見えたり、光がぎらついて見える現象です。特に近視が強い場合や角膜表面のカーブが強い人に起こりやすく、暗い場所では症状が強くなることがあります。
2.角膜不正乱視
おもにコンタクトレンズのセンターリング不良により生じ、視力低下やグレアの原因となります。治療が難しい場合は、レンズの使用を中止することがあります。
3.角膜上皮下混濁
角膜上皮に濁りが生じ、視力低下を招くことがあります。通常、充血や痛みは伴いませんが、レンズの装用を中止すると改善します。
4.内斜視、外斜視
両眼の見え方に差が生じ、斜視を引き起こすことがあります。治療法として、眼鏡やコンタクトレンズの使用に変更することがあります。

これらの合併症は頻度は高くありませんが、不適切なコンタクトレンズの使用やフィッティング不良などの理由で発生する可能性があります。早めの処置が重要ですが、重篤な視力低下を引き起こす場合もあるため、医師の指示に従いましょう。